高血圧の症状・原因・治療・食事をしっかりサポート!血圧を正しく知って、高血圧症を予防・治療しましょう!
血圧が高い人必見!血圧を下げるための高血圧治療ガイド
血圧が高いとどうしてダメなの?

 なぜ高血圧はいけないの?

 日本における死亡率を見てみると、死亡原因の第一位はガン(悪性新生物)となっており、次いで脳血管疾患や心疾患があります。高血圧自体による死亡率はこれらに比べるとずっと少ないのですが、脳血管疾患も心疾患も高血圧の合併症であり、これらの死亡率を合わせるとガンを抜いて第一位になります。つまり高血圧が原因で起こる病気が日本人の死亡原因のトップというわけです。


 高血圧が続くとどうなるの?

 血圧が高い状態が続くと、血管に強い力がかかり続けるために血管障害が起こりやすく、なかでも脳、心臓、腎臓に深刻な障害が起こります。脳血管に起こる障害としては、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などがあり、心臓の血管である冠動脈に起こる障害として狭心症や心筋梗塞があります。また高血圧は心臓のポンプ機能に負担をかけるため、心肥大から心不全も起こりやすくなります。腎臓に起こる障害としては腎硬化症などがあります。これらの血管障害は糖尿病や高脂血症、肥満などを伴うと発症しやすくなり、症状も悪化しやすくなります。

 このように高血圧のほかに耐糖能異常や脂質代謝異常、肥満などの危険因子が重なった状態を「死の四重奏」と呼んでいます。日本高血圧学会では心血管病の危険因子として高血圧のほか、糖尿病や高コレステロール血症、喫煙、高齢などをあげています。持っている一つ一つのリスクは小さくても、2つ3つと重なる事でリスクは急に上がると考えられており、このような状態を「メタボリック症候群」と呼んでいます。










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