高血圧の症状・原因・治療・食事をしっかりサポート!血圧を正しく知って、高血圧症を予防・治療しましょう!
血圧が高い人必見!血圧を下げるための高血圧治療ガイド
高血圧の運動療法

 運動療法を実行する際の注意点

 たとえ軽症や中等症の高血圧であっても、自己流で運動を始めるのは禁物です。始める前には必ず主治医の診断を仰いでからにしましょう。特に高血圧の人は心臓に負担がかかっている事があるので、運動時の心臓の動きを見る運動負荷心電図検査などを受けて、どのくらいの運動が適切かを判断する必要があります。

 また、薬物療法を行っている人の運動も注意が必要です。例えば降圧薬のひとつにβ遮断薬がありますが、β遮断薬は心臓の働きを抑える作用があるので、運動を行っても心臓が活発に動けず苦しい状態になります。このような事から、検査結果などの状況を踏まえて主治医が適当と判断した運動療法のやり方を指示してもらいます。

 また、運動の際には水分補給を十分に行うようにしましょう。汗をかいたまま水分補給をしないでいると、血液中の水分が不足して血液がドロドロしてきます。このような状態になると血栓ができやすく、心筋梗塞や脳梗塞の引き金になりかねません。このような危険を回避するためにも、運動をした後には必ず十分な水分を補給する習慣をつけるようにしましょう。

 運動する環境として、真夏の炎天下や真冬の厳寒期に屋外で運動するのは避けるようにしましょう。真夏の炎天下での運動は熱中症の危険性もあり、汗を大量にかくので水分不足になりがちです。また厳寒期も全身の血管が収縮して血圧が急上昇する恐れがあるので、高血圧の人は注意が必要です。










 適度な運動が血圧を下げる

 高血圧の人に適した運動と適さない運動

 運動療法の方法

 運動療法をしてはいけない人

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