血圧を下げる睡眠法
血圧は活動している日中に高くなり、睡眠中は低くなります。血圧が高いほど血管に負担をかけるため血管が傷ついてしまいますが、睡眠中の血圧が低い時に修復が行われます。しかし、夜更かしをしたり睡眠障害で睡眠時間が十分でないと血管の修復が進まず、むしろ血管障害が進行してしまいます。そのため、高血圧の人ほど十分な睡眠時間が必要になります。
睡眠に関わる体内時計を管理しているホルモンに、脳の松果体から分泌されるメラトニンがあります。このホルモンは朝の日光の刺激を受ける事で分泌が促進されるため、夜更かし朝寝坊を続けていると体内時計がうまく働かなくなり、睡眠障害を起こしやすくなります。早寝早起きは体内時計を守って十分な睡眠をとるために必要な事なのです。
夜なかなか寝付けない人は、寝る前に好きな本を読む、好きな音楽を聴く、ぬるめのお風呂にゆっくり入る、好きなハーブの香りを漂わせるなど、眠る前の習慣をつくっておくと条件反射で眠りやすくなります。また、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる睡眠中に一時的に呼吸が止まる症状のある人は、睡眠中に血圧が下がりにくい傾向にあります。そのような症状がある場合は、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。 |
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