水分を十分に補給する
血液は水に血球や電解質、タンパク質が溶け込んで成り立っていますが、暑い時や運動した時に汗をかくと体の水分が失われるとともに血液中の水分も失われます。そうすると、血液の濃度が濃くなってドロドロするようになり流れが悪くなります。高血圧の人は血管に負担がかかっているので動脈硬化が起こっており、その状態で血液の流れが悪くなると血管が詰まりやすくなります。
特に高齢者ほど血液を凝固させる成分の働きが強く血栓もできやすくなるため、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくなります。また、就寝中は寝汗をかく事で水分不足になりやすく血圧も下がるため、ますます脳梗塞などのリスクは高まります。
このようなリスクを回避するためにも、水分は意識して補給する事が大切です。特に高齢になるほど生理反応が鈍くなり、水分不足になっても感じにくくなります。そのため高齢者ほど日頃から水分不足にならないよう心掛ける事が大切で、まわりもその事を意識しておく必要があります。また、就寝中の水分不足を防ぐためにも夜寝る前と朝起きた時に水分を補給するようにすると、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを減らす事ができます。 |
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